「燃えよ剣」を読んでいて、人生の浮き沈みを強く感じた件。

司馬遼太郎作品の中でも評価の高い作品が「燃えよ剣」。オススメしている人は「この本でダメなら司馬作品は当分無理かも?」と言われるほどの代表作。私は約20年前に「龍馬がゆく」を一気に読破して「こんなに面白い本はなかった。しかし長編過ぎて、何度も読むのはちょっと無理」という考えでした。つまり私にとって、龍馬がゆくが司馬作品最高傑作として定義されてしまっているのです。燃えよ剣は新選組の土方歳三の物語。若いころに龍馬に夢中になった私にとり、新選組は敵対するものでいかに傑作と言われても、読み進めるのが最初少し難しかったです。調子よく、新選組が台頭すると私の心の中では激しいブーイング。いかに沖田総司がイケメンでも、土方が策士でも敵の物語を読んでいるようで気が進まない(笑)しかし、下巻に入り薩長土が台頭し、新選組は幕府軍と共に江戸に落ち延び、繰り出す戦に敗戦を喫し、北へ北へと追いやられていきます。そんな中、土方と近藤勇との別れがあります。この物語の名シーンはこのあたりからが最高潮なのでは?と感じました。敗者の美学、武士道など男としての生き様がありありと見えてきます。正しいものがどちらなのかがハッキリしない幕末で必死になって生きる志士たちの姿。今現在は戦などない平和な世の中ですが、表面上のことだけで中身は幕末、戦国と大して変わりがないように思えるのです。これから自分がどのように生きていくのか?どう生きれば美しいのか?そんなことを「燃えよ剣」は教えてくれる1作品だと感じました。アリシアクリニック 顔脱毛