絶えず暮らしているあたしよりも表通りのやりくりに馴染んでいる親友

俺はこういう表通りには小学校の位から常にいるのですが、ミッシリ年間前に私の親友が町内に引っ越して来ました。
町内でもとっても近所で地方が同じです。この前妻が「ついに●●表通りにも馴染んで来た」ということをソーシャルネットワーキングサービスに書いていたのですが、誠に町内会のミニ旅立ちみたいな物に参加して県内外部まで行って来たそうです!
小学校の位からさらに此処にいる私でもおんなじ地区のサークルの旅立ちになんか参加したことはありません。
完全に親友のほうが表通りに馴染んでいると思いました。
妻が此処まで表通りの人間と仲良くしている原因は明方のコンビニエンスストア通いではないかと思います。
早朝にコンビニエンスストアに行ってイートインに座ってコーヒーブレイクをするのが好きなのだとか…。
大都市で暮らしていた位の日課を今も続けているのです。
依然として夜明け前に立ち寄るなんて地元とは言え女子自らふと物騒ですなとも考えてしまいますが、そこで近くのおばあちゃんと井戸端話し合いをしたりするそうです。
爺さんみたいなアクティビティですが妻は引き続きティーンエイジャーだ。

説明会終了、S・Kの最後の妙なわる足掻き

 S・KとN・Tの母親はそれぞれ二人揃ってK・Yの母親に平謝りしている。
「お二人とも、どうか頭をあげてください。謝らなければいけないのはこっちなので。ウチの洋平が本当に申し訳ありませんでした」
 K・Yの母親は申し訳なさそうに謙遜している。
「ちなみに、あともうひとつ聞きたいんスけど、ココで暮らし始めたらバイク持ち込んでもいいっすかね?」
「駄目です」
 今度ばかりは母親が注意するより先にM・Nが即答した。
三人の母親を眺めながら、子供も色々だが母親というのは皆それぞれ大変なのだろうと思いつつも、慣れない座談会を凌いで抑圧から解放されたようにはしゃぎまくるS・KとN・T。窓枠から見える、中庭に生い茂る新緑を眺めながら物思いに耽るM・Tを傍目に私は道場への入門を決意した。
 説明会を終えたあと、太一と健二は車で来ていた母親と分かれて私達と一緒に帰ることになった。帰り道は四人でただひたすらマシンガンのように喋り続けていたような気がする。